建設工事中の人身事故を減らすには?事故後の起こりえるリアルな話

マインド

いつの時代も国が発展するために建設工事があります。インフラなどを整えたり、住みよい街を作るために日々施工してくれています。そんな工事中に起きてしまう事故。特に人身事故は自分自身や周りの人を不幸にしてしまいます。どの業界であっても防げるはずの事故が多いのが現状です。
本記事で得ること、

・事故の原因や、起こさないための教育。
・事故を起こした後の人生。

人身事故はニューマンエラーが多い


人身事故は知識不足や、実力の過信、だろうの発想からきていることが多い。二人作業で事故が起きればお互い油断もしくは、片方が油断していたから発生している。突き詰めて考えると防げる事故が多いためヒューマンエラーと呼ばれる。手抜きも安全を脅かします。

だからこそ事故は減らせることができるし、減らすべき項目ナンバーワン。もし事故を起こしてしまった後の事を詳しくどうなるのか考えてほしい。

事故を起こした人の未来


誰も起こしたくて起こす人は一人もいない。それでも減らないのが事故。そんな事故を起こした後、どんなことが起きてしまうのかを下記の3つにまとめました。

・自身、家族
・収入面
・社会的指名停止処分

順に説明します。

自身、家族

事故を起こした時、まず後悔するのは本人。絶対に「なぜこうなったのだろう」と考えて辛くなります。軽症で済めば後悔は小さいかもしれないが、重症など今後の生活に支障がでるくらいなら後悔だけでは済まされない。家族、会社の人などみんなに迷惑をかける。最悪のケースは死。運良く命があっても手足切断ということも良く聞きます。後トラウマになってしまうケースもあり同じ職種で働けなく恐れもあります。
そうなると自身や周りの人に精神的ダメージが行き、人生が180°変わってしまいます。それぐらい影響を及ぼすのが人身事故。

収入面

怪我の程度によりますが、収入面が落ちる可能があります。重症による行動制限がかかるような人身事故だと入院費がかかります。労災と認定されたとしても働いていた時より少額の受け取りになるため、家族がいれば負担を強いることになります。
事故の度合いによっては、同じ職種で働けなくなる可能性もあり、転職を余儀なくされることも。年齢によっては転職が困難な場合もあり、年収も下がる可能性も大いにあります。事故による収入低下は目に見える現実です。

社会的指名停止処分

こちらも忘れてはいけません。事故を起こした場合、社会的にペナルティーが発生する時もあります。誰かに被害を与えるような事故であれば、信用がなくなる。結果、仕事の依頼が減ることを意味します。
よく考えて見てください。仕事は誰かの依頼で成り立っていて、約束やルールを守り、依頼された内容通りに仕事を遂行した対価として金銭を頂きます。なので信用がない会社には、依頼をしてくれません。他に、事故が多い人や業者には、危なかっしいのであえてそんな人に頼む必要がない。安全でルールを守る人や業者に任した方が、任せる方も気が楽です。事故を起こすことは、淘汰される可能性があります。
これが社会的指名停止処分を意味します。

人身事故を減らすには


普遍的なテーマですが、教育次第では減らすことは可能だと思います。しっかりとルールを守り、そのルールを守る意味もしっかり伝えないといけない。事故を起こした人は経験として身にしみてわかるので、同じことはしない。では、経験していない人に理解してもらうにはどう教育したらよいか。

教育と言っても大人数の前で話をするだけではまず効果はない。実感がわかないし、大人数だけに他人事として聞いているので、隣の人とおしゃべりをしたり居眠りをしている人も多い。事故を減らすための説明の方法も検討しないといけない。単調に同じテンポで話をするから眠くなったりする。話するスピードを変えたり、誇張した言葉をつかってみたり、飽きさせないような努力も必要です。ただ内容を読むだけなら誰でもできます。ホントに伝えたいなら考えて話をすべき。
後は、個別に少人数で話することをお勧め。メリットは話を聞いてくれやすい、質問もしやすい。最近の技術を使いVRで仮に経験すると効果はあります。面倒くさがらずにゲーム感覚で作業員に受け入れてもらいやすいし、感覚的に事故は怖いものだと認識してもらうにはふさわしい体験です。
他に、事故を体験した作業員の熱のこもった話を聞く。壇上からお偉いさんが「事故撲滅」と叫んでもまず減らない。聞く側からすれば他人事に聞こえることが多いはず。「パフォーマンスで言っているだけだろ」「事故が起きたら自分の立場が悪くなるから」など裏をかく人もいます。同じ目線で同じ立場で考えてくれる人であることが聞いてくれるか、聞いてくれないかの差でもあります。
事故によって一番ダメージが大きいのは本人なので、上記で書いたように事故後のこともよくイメージしてもらうことは大事です。

まとめ

人身事故は教育次第で防げることもできますし、意識を高めれば減らすことも可能。事故を起こしてしまうとどうなるのかを知ってもらう。知ってもらうためにはどうしたら理解してくれるかを考える。近道はなく、日頃の教育の積み重ねによって事故は減らせます。

via PressSync

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