従来の生き方のモデルをシフト、つまり変えなければいけない。
それがライフシフト。
久しぶりの更新です。
おじの七光りことケンゾー(@ojinonanahikari)です。
今回はライフシフトを紹介したいと思います。
冒頭で書いた通り、「従来の生き方を変えましょう」と本書で書かれています。
それはなぜか?
100年時代を生きる可能性が高い
ライフシフトのサブタイトルになっている
“100年時代の人生戦略”
100歳まで生きる可能性が高いと言うことです。
そうなるとマルチステージ・多様な人生を生きる可能性も同様に高くなります。
本書の中に
10年ごとに平均2〜3年のペースで平均寿命が上昇している。1997年は101〜102歳。1987年は98〜100歳。1977年は95〜98歳。1967年は92〜96歳。
と書かれています。
その変化に向けて準備し、考えなくてはいけません。
そのために何が必要で、何をどう考えて行動したらいいのか。
それらのヒントが本書に書かれています。
人生のステージ
現在は人生のステージを3つに分ける考え方です。
教育のステージ、仕事のステージ、そして引退のステージ。
教育は大学生まで、仕事は定年まで、そして引退は老後を意味します。
今後はマルチステージを生きるにあたり3つの新たなステージが追加されます。
新たな追加ステージ
人生のマルチステージ化にともない、新しいステージを3つ追加になります。
エクスプローラー(探求者)
色んな国や地域を見て世界を知る期間であり、自分を知り価値観を創造することに費やすステージ。
インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)
個人事業主となって働く。金銭的なことを求めるより、生産活動を通じて知識を得て学習することに費やすステージ。
ポートフォリオ・ワーカー
簡単言えば、副業。働きながら、時間を作りやりたいことする働き方。
マルチステージは、個人を活かす働き方へシフトしています。その働き方が個人の強みになり、企業での強みにもなります。
現在の働き方は一概には言えませんが、企業の強みになる傾向が強く個人は影に隠れがちになります。
無形の資産
新たなマルチステージが増えるであろう人生は、有形の資産(お金)と同じぐらいに
無形の資産
も大事になってきます。
では、無形の資産とは何か?
やさしい家庭、素晴らしい友人、高度なスキルと知識、肉体的・精神的な健康に恵まれた人生を「よい人生」と考える。それらを資産と考える。
無形資産の3つのカテゴリー
①生産性資産
②活力資産
③変身資産
それぞれ説明していきます。
生産性資産
人が仕事で生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ要素。夫婦で所得を増やすために質の高いパートナー関係を築くことも重要。
80歳まで生きるのと100歳まで生きることは、時間が大幅に長くなるので、お金の使い方や健康の価値が上がります。
仮に資産が1000万あるとして、毎日同じお金を使うと計算した時、100歳まで生きる場合と80歳まで生きる場合を比べると、1日に使えるお金の量が変わるので価値に変動があります。
それだと長生きすればするほど生活が厳しくなるので、生産性資産が必要になります。
活力資産
肉体的・精神的な健康と幸福のこと。
友人関係・パートナーやその他の家族と良好な関係など。愛。
それらが、やる気をかき立て、前向きな気持ち(活力)にさせるものだから活力資産。
変身資産
多様性に富んだ人的ネットワークを持っていれば、ステージが移り変わる時に助けてくれる。
変化を受け入れ、新しい生き方を探し、適応する姿勢を持っていること。
無形の資産を増やさないと、歳老いた時に、学習しなかったためスキルがなく、スキルがないので低賃金の職に就かざるを得ない。
低賃金だとより多く時間で働かなくてはならないので、家族や友人との時間も作れない。
仕事仲間や人脈もないなら新たな条件の良い仕事の紹介もしてくれない。
それらを打開するには、意図的な努力が必要です。
知識を深め、未来を検討し、自分の人生を自分で選び、新しい機会を切り開くことが重要。
若ければ若いほど時間もあれば、健康でもあるので、その時に日々をどう使って過ごすか。
有形の資産と無形の資産に目を向け、それらを構築・増強することを考えないと怖い未来が待っています。
まとめ
人生100年時代になれば色んな格差が生まれます。
頑張って努力したものだけが恩恵を受ける世の中になる。なので、未来のために今を考えて生きなければなりません。
人生が非常に長くなる。平均寿命が延びるこの事をみんながどう捉えるか。
“良い”ととるか“悪い”ととるか。
長く生きるメリットはもちろんあるが、デメリットの方を見てしまう人が多いのではないか。
長生きにより低所得者はさらに厳しい現実が待ち受けている。
ひと昔前の人は年金も多く、低所得者でもしっかりと生活ができる基準だったが未来は違う。
実際年金問題もあり、老後の資金も危ういなかでの、長く生きる。
考えるとゾッとするようなことですが、もしそう思うなら行動あるべきと思う。
行動していると予想だにしていないことが起きることがざらにある。そこからヒントを得る可能性もある。ジッと待つよりまず行動。
頑張って努力したものだけが恩恵を受ける世の中になる。
親世代の当たり前が、私達には当たり前ではなくなるので、親世代より、より意識してこの問題を考えないといけない。
未来のために今を考えて生きる。
3つのステージ追加をどう捉えて、無形の資産を増やして人生設計するかが大事。
茹でカエルにならないように注意が必要です。笑
この本は答えは書いてない。今後の予想を書いて今ある世の中の動きをとらえて、“私達はどう考えて未来に向けて行動するか”と問われていると私は感じました。
この著書を読んで思う今日この頃です。蛇
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